2016年5月1日日曜日

アンテナ工事、こんなのアリ?

久しぶりにアンテナ工事でトラブりました。
1週間前からテレビの映りが悪く画面の中央に「E202」の表示が出ているとコールが。
お客様の紹介の方です。
10年ほど前の比較的新しい戸建てです。
アンテナは平面アンテナで増幅器内蔵のタイプです。
アンテナにあるモニター端子で測るとほとんどレベルが出てません。
そこで、お風呂場の点検口を開けてみると、アンテナに送る電源部と3分配器がありました。

増幅器の電源部はちゃんと直流の15Vが出てます。
アンテナの不良と判断し増幅器なしのアンテナに交換。
アンテナ直下ではレベル,MAR,BER全て最高です。点検口内の電源部も外し直結に。
これで直ったはず?
ですが、映るのは2チャンネルのみ。
再度点検口のレベルを測るとかなり低い。アンテナ直下だと60dBなのに点検口では40dBに。という事は?
アンテナに接続したケーブルは黒なのに、点検口に来ているケーブルはグレー。
やはり、どこかでつないでる。
しかも、そこが怪しい。
アンテナからのケーブルを追っていくと、何とベランダの横でジョイント発見。
ジョイントと言うより芯線と網線をよじっただけの物でした。
この接続はアナログ放送の時ならともかく、デジタル放送では絶対にやってはいけない事です。
かなり、レベルが落ちます。

しかも、緑色に錆びてます。
正式なジョイントを使い加工します。
さらに、防水の為に自己融着テープを巻き
この上からビニールテープを巻きつけます。
これにて完了。全チャンネル良好、しかも東京MXまで増幅器無しで受かりました。

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