2014年12月8日月曜日

漏電の対処方法

す今日はお客様から漏電ブレーカーが時々落ちると依頼がありました。
極端な回路のショートや漏電ですと対処法は簡単です。
あらかじめ安全ブレーカー(回路ブレーカー)を全て下ろします。
次に、漏電ブレーカーを上げた状態で、安全ブレーカーを一つずつ上げていきます。
この時落ちた回路がショートあるいは漏電している可能性が高いです。
しかし、今回のように時々落ちるという場合は、漏電用の測定器で調べないと分かりません。
20位ある安全ブレーカーを測っていくと通常50から150メガオームの値のはずが0.3メガオームと極端に絶縁状態の悪い回路がありました。
ラベルには浄化槽と書いてありました。
外を点検してみると浄化槽ポンプは異常ありません。
同じコンセントから地面を通してセンサーライトへ配線がしてありますが、どうも怪しい。
ちょっと見ただけで原因が分かりました。防水コンセントから来ているコードにセンサーライトのブラグが繋がっているのですが、ジョイント部がむき出しです。
これでは雨が入ります。
この黒いケーブルは自動点滅器の働きをしているのですが、センサーライトは暗い時しか点かないようになっているので、実際は必要の無いものでした。
処置としては、自動点滅器部をケーブルごと外し、センサーライトのブラグをよく拭き、乾かしてから防水コンセントに入れました。
この状態で先ほどの安全ブレーカーを測ると500メガオーム以上でした。
これで安心です。
最近はホームセンターで色々な配線関係の部材も販売してますが、電気に対するキチンとした知識が無いと、今回のように夜中に停電になり大騒ぎになることもあります。

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