久しぶりにアンテナ工事、それも屋根の上に通常の屋根馬を使い、ポール1本使って立てました。
実は、フリーのお客様から「東京MXを見たいのですが」と相談を受けました。
「東京タワーからの時はよく見えたのに、スカイツリーに変わってから見えなくなった」との事。
数年前なら申請してアンテナ工事も無料で出来たのですが、今はサポートも終了して、全て自費になります。
そこで、いつものお話をします。
「大変申し訳ないのですが、東京MXが映るかどうかはお客様の屋根の上に登って測定器とアンテナを使い電波の良い場所を探さなければ分かりません。
その費用は5000円位見ていただけますか?
勿論、ちゃんと良い電波が来てて、工事が完了した場合は頂きません。
ただし、どうしても良い電波が来てない場合は5000円頂いて、工事も打ち切りになりますが、それでもよろしいでしょうか?」
たいていの場合この後、「それじゃ結構です。」と断られます。
ところがこのお客様、「良いですよ。
電波を測ってダメなら諦めがつきますから。」と工事を進めていく事になりました。
(当たり前の事ですが、今時2階建ての屋根の上に登り、アンテナとポール、それに測定器で測るわけですから5000円の手間では利益は出ません。
最低の手間賃だと思います。)
こう言われますと、余計プロ根性がわいてきました。
「何とか映る様にしたい」
という事で、伺ってテレビ端子のレベルを測るとかなり東京MXは悪い。
屋根に登り現状のアンテナを測定器で測るとやはり悪い。
持参した伸縮ポールに測定用のアンテナを付けて測ると、低いところは全てダメです。
現状のポールは約1.5m位で、もっと高く3.6m以上なら東京MXが良く映ることが判明。
とりあえず風も強いので日を改めて伺う事に。
お客様の了解を得て留守でも勝手にやってOKという事でアンテナをポールごと降ろしました。
屋根馬はサビがあがっていたので交換です。アンテナは大丈夫なのでそのまま使いました。
これで東京MXもバッチリ映ります。