2018年5月1日火曜日

エアコンの修理で使った工具

先日エアコンの屋内側の音が大きいとお電話いただき、伺ってきました。

確かに時々ではありますが、かなり大きな音が出てます。
メーカーの技術相談さんに電話して「屋内機のシロッコファン」の不良が考えられるとの回答を得ました。

シロッコファン交換は意外と面倒で、屋内機の全面パネルを外して、基板、屋外機との連絡ケーブル、ドレン(水受け)パン、ファンモーター、すべて外して、しかも冷却器を浮かせながら左側に引き抜いて外します。

シロッコファンとは円柱形状のエアコンの屋内機では必ず使われているファンです。
ただ、このファンを外すときに絶対に欠かせない道具があります。



この木箱(じつは頂いたもの)にニッパ、ワイヤーストリッパー、ドライバー、ゴムバンドなどいろんな物が入っています。
中でもこの「ナット回し」特別なものなのです。



このようにシロッコファンとモーター軸を固定しているネジを緩めるには苦労するんです。市販のものですと大きすぎてここに入らないし、もちろん小さすぎても役に立ちません。
このドライバー同業者のKさんの奥さんから頂いたものです。
Kさんは7年ほど前にすい臓がんでお亡くなりました。
それから、しばらくしてお邪魔したときに「吉田さんこれ使いますか」と箱ごと頂いたのです。
私よりも一回り位年上のKさんは、私のようなデジタル人間ではなく、かなりアナログな方でした。
道具に関しても手動のものが多かったのですが、このエアコンシロッコファン用のナット回しもメーカーサービスさんから購入したのか?
ご自分で溶接して作ったのか?は定かではありませんが、いつも使わせて頂くたびに思い出します。Kさんありがとうございますと。

おかげさまで、シロッコファン交換も無事終わり修理完了しました。

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